2007年8月30日木曜日

からすの手紙

からすの手紙    西条八十

山のからすが
持ってきた
赤い、小さな
状袋。

あけて見たらば
「月の夜に
山が焼け候、
こわく候。」

返事書こうと
目がさめりゃ
なんの、もみじの
葉がひとつ。

1 件のコメント:

安渓 遊地 さんのコメント...

大正8年生まれの母がうたってくれた歌のひとつです。1921年のレコードが国会図書館にあるようですが。